ハサミを研ぐ①・砥石の面直しをしよう
鋏を研ぐ
皆さんこんにちは妃京です。
理容師さんや美容師さんの
商売道具である大切な鋏(はさみ)は
使えば使うほど切れにくくなってきます。
切れにくくなると、
切れ味を良くするために鋏を研がない切れるようになりません。
ですが、色んな方がいるのです。
研ぎ屋さんに出したりする方や、自分自身で鋏を研いだりします。
私はハサミを研げるようになるまで、
カットを教えてくれなかったので私は研ぐことが出来ます。
研ぐことが出来る方も種類があります。
手研ぎ
手研ぎと言って、
砥石と手だけで研ぐ方がいます。
これは私の師匠の見習いの時に
良くやられていたと聞いてます。
砥石で研ぐので、鋏も削りすぎることなく
鋏が短くなりにくいので長持ちします。
※手研ぎは長年の経験と鍛え上げられた感覚がものを言いますので、
すぐはマネできません。
これは私の時代では出来る方は少ないです。
大熊式研磨機(手動)
砥石を置いて角度が自動で決まる器具が
付いてますので、押して引いてを繰り返して研いでいきます。
私の時代は大熊式研磨機でした。
砥石で研磨しますので削りすぎることなく鋏は長持ちします。
※大熊式研磨機(手動)の場合は
角度は設定できますので
扱い方とちょっとした事で誰もが研げるようになります。
手研ぎよりかは早く、研ぎラークよりかは時間がかかります。
研ぎラーク
円盤が回転しますので
鋏の先から根元の方まで、往復することで研げていきます。
回転が自動ですので楽ですね。
回転が低速と高速がありますが、鋏が削りすぎることがあります。
ペーパー(ダイヤモンドペーパー)だと
切れ味が落ちるのも早く、まったり切れる感覚がありません。
ですが、自動で回転しますので早く研ぎ終わります。
鋏を研げると言っても沢山の種類があることが分かります。
この中でも大熊式研磨機(手動)がいいのかなと私個人的に思います。
砥石の面直し
さぁ~研ぐぞ・・・
と思う前に砥石が平らか確認しないといけません。
砥石は斜めになろうが傾いててもいいのですが、
へこんでいてはなりません。
昔は分厚いガラスや鏡で面直しをしていましたが、
もの凄く時間がかかりました。
ですが、簡単にできる方法があります。
必要なもの
砥石
8000番・4000番・1000番
なぐら
これがあれば砥石の面直しが出来ます。
鏡とか分厚いガラスは必要ありません。
文字で説明するより実際にやっているところを、
見た方が参考になると思いますのでこちらをどうぞ。
何かの参考になれば幸いです。