セニングシザー(すきばさみ)の正刃と逆刃
セニングシザー(すきばさみ)
セニング(すきばさみ)というのは
髪の毛を梳く道具であります。
もちろん、梳く(すく)だけではなく
色んな使い方もあります。
例えば、
髪の毛の流れの質感を上げるのに使ったり、
アレンジ(ワックススタイル)で使ったりします。
美容師の方なら、セニング(すきばさみ)で
刈り上げの接合部分をボカシ(繋げる)を入れるのに使ったりします。
セニング(すきばさみ)一つで沢山の使い方がある事が分かります。
毛流れの質感調整
毛流れで使う質感調整では、
主に理容師さんが良く使います。
どんな時に使うのかといいますと、
鋏で捌きを入れたりしてなるべく軽めにカットします。
そうすることにより、
細かなレイヤーがかかり軽めになるのです。
ですが、
頭蓋骨(ずがいこつ)は、
均等な丸さではありません。
なかには、
綺麗な丸い頭蓋骨(ずがいこつ)の方もいますが、
かなり少ないでしょう。
頭蓋骨(ずがいこつ)の
凹凸(おうとつ)という問題が出てきます。
凹凸(おうとつ)というのは、
デコボコしてると言う意味ですので、
頭蓋骨(ずがいこつ)が、
凹(へこ)んでいるところの毛は長く、
頭蓋骨(ずがいこつが)出っ張ってるところは短くなると言う事です。
ロングの場合は余り目立ちませんが、
刈り上げのスタイルや耳出しスタイルには、
毛流れとして見えてきます。
鋏ではできないところは、
セニング(すきばさみ)を頼るわけであります。
これを質感調整といいます。
アレンジ(毛の動きを出す)
ワックススタイルや髪の毛に動きを付けたい時にも、
セニング(すきばさみ)を使ったりします。
ワックスで立たせたり、
毛に動きが欲しい時は毛先が重いよりも軽い方が動きます。
軽くするためにスライドカットでも軽くできますが、
理容の場合はセニング(すきばさみ)を使います。
根梳き(ねずき)をする時もあります。
根梳き(ねずき)とは、根元を梳くことです。
どういう時に使うかというと、
プロは根元を梳かなくてもセット(ブロー)技術があるので
セット(ブロー)が出来るわけです。
では、お客様はどうでしょうか?
お客様は素人ですので、
セット(ブロー)が、なかには苦手な方もいるのかもしれません。
素人の方でも、
立たせ易いように根梳き(ねずき)をすると言う事です。
プロがやり易いではなく、
出来るだけお客様がやり易いを考えて
根梳き(ねずき)をするわけであります。
だからと言って、穴が開くまでは梳きません(笑)
セニングでボカシを入れる(刈り上げ)
美容師の方は良くされるのではないでしょうか。
このやり方も良い手法だと思います。
理容の方は接合部分を捌きを入れたりしますが、
美容の方はセニング(すきばさみ)で接合部分を繋げる方もいてると言う事です。
過去にご質問がありまして、
※セニングシザー(すきばさみ)販売の説明欄に
良くこのセニング(すきばさみ)は逆刃なので
刈り上げの接合部分のボカシの苦手な人にピッタリ
とかありますがどうなんですか?
という、ご質問を頂きました。
回答はこちらです。
それでは失礼致します。
今後とも宜しくお願い致します<m(__)m>