ハサミを研ぐ②・触点を整える(修正方法)
「理容・美容」ハサミの触点(しょくてん)を整える(修正方法)
皆さんこんにちは。
なぜ、触点を修正し整えないといけないのか?
理容師さんであっても、美容師さんであっても鋏を開閉すると、
どうしても、触点が擦れてしまうのです。
触点がない鋏や、触点がベアリングになっている鋏も出てきていますので、
触点が傷が付く事がない鋏もある事は事実です。
そういう鋏もありますが、全てではありません。
鋏はこねないように、使うように習っていますが、
100%ではないので触点が傷がついてくるわけです。
「刈り込みばさみ」や「直ばさみ」や「梳きばさみ」の触点に傷がついてきます。
傷が付いたままだと、裏梳き(うらすき)や捻り(ひねり)の調子が狂ってきます。
調子が狂うと、直鋏の効果が無くなってきたりしてきます。
裏梳き(うらすき)の説明はこちらで少ししてますので参考にどうぞ<m(__)m>
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触点修正に必要な道具
砥石
1個
8000番
大熊式研磨機(手動)
1台
こちら、の2つがあると出来るのです・・・
が!!
触点修正も良い事ばかりではありません。
触点修正のメリットとデメリット
そうなのです。
物事(ものごと)には善し悪し(よしあし)があるわけです。
一長一短(いっちょういったん)とも言いますが(笑)
触点修正のメリット
直鋏の効果が改善せれるようになる。
鋏の調子が改善され良くなる。
調子が改善され切れ味もバランスが良くなる。
触点修正のデメリット
鋏の裏梳きが減っていきます。
※最初に刃先の裏梳きが影響を受けやすいので、刃先が硬い切れ味になりますが、
裏梳きが削れてベタになった部分を削れば元に戻ります。
どんな事でもメリットとデメリットは必ず付いて回ります。
私個人的な考えですが、デメリットがあるからしない!という考えは、
鋏の本来の調子であったり性能であったり、
落ちた状態で使用する方がデメリットとなのではないのかな?と思います。
ですが!!
やり方を知っている方と知らない方がいるわけです。
知っている方は、自分自身でやられていると、思います。
私も自分自身で鋏を研いだり、触点修正したりしているからです。
もし、自分自身ではできないと思っている方は、
鋏のメーカーに出してもらって修正をかけてもらえば大丈夫です。
鋏のメーカーに出すと、どれだけのコスト(金額)が掛かるかは
私自身知りません。
1回して、後は一生しなくていいのであればいいのですが、
そんなことはありません。
なぜなら、鋏を開閉すればするほど触点が少しずつ擦れて傷がついていくからです。
触点修正のやり方
もし、自分自身でやってみようと感じた方は、
こちらを参考にして下さいませ。
参考になれば幸いです。
今後とも宜しくお願い致します<m(__)m>