ハサミを研ぐ③砥石で研磨する・研ぐ

ハサミを研ぐ・砥石で研磨する・研ぐ

 
 
 
皆さんこんにちは。

 
砥石の面直しが完成し、ハサミの触点も修正しました。

 
ついに、研ぎます。

 
面直しの方法はこちら
👇👇👇
ハサミを研ぐ①砥石の面直しをしよう

 
 
触点の修正はこちら
👇👇👇
ハサミを研ぐ②触点を整える(修正方法)

 
 
 
 

必要な道具

 
 
 

砥石 大熊式研磨機 手動
 
 
 

大熊式研磨機(手動)

 
研ぎ機

 
1台
 

砥石

 
4000番と
8000番

 
1個ずつ
 

なぐら
 
1個

 
大熊式研磨機(手動)は研ぐのに角度を確実にキメてくれる便利な道具です。

 
砥石の4000番は中間仕上げで使います。

 
状況により、1000番とかも使う時はあるのですが、砥石の面直し以外あまり使う時がありません。

 
その状況とは、「ハサミを落として刃が欠けてしまった」時に、
欠けた分削らないといけない状況や、「髪の毛の中に砂利(石)が混ざっていて刃が欠ける」とか、
刃線を変えたい時や、刃先がベタになり、
硬い切れ味になった時に刃先を削る時に主に使います。

 
ですが、こういう状況になったりハサミを落としたりしない限りはあまり1000番は使わないのです。
 
 
 

大熊式研磨機(手動)を使って研ぐ

 
 
 

大熊式研磨機(手動)を使って研いでいきましょう。

 
ハサミと砥石をセットして、押すときには指を置いて、
引く時には指を置かないというのを繰り返して押し研ぎをします。

 
でも、均等にハサミを研がないといけません。

 
(研ぎ方や均等に研ぐ方法は動画でご紹介します) 

 
皆さんどうだったでしょうか?

 
そうなのです。

 
押し研ぎをすると、どうしても裏の返りが出るのです。

 
 
ですが、

 
 
「なぜ出るのか?」理由が分かって理解すれば簡単な事なのです。

 
これで、均等に研ぐコツや裏の返りも、
理解出来たと思います。

 
まさか、これで終わりではありません。

 
8000番での最終仕上げがあります。

 
やり方は一緒ですので、やり易いと思います。
 
 
 

研ぎ方の種類

 
 
 
研ぎ方の種類とは、何を付けて研ぐのかと言う事です。

 
例えば、

 

水研ぎ

 
水研ぎ昔からやられていた研ぎ方です。
 
水ですので、砥石の目の粗さの変化はありません。

 
お勧めのハサミの材質

ハイコバルト・バナジューム合金

 
固い材質にお勧めです。
 
 
 

水石鹸で研ぎ

 
 水だけより、石鹸が入っているので滑りが出てきます。
 
その滑りが出た分、同じ砥石でも目の粗さに変化が出ます。
 
水研ぎより細かくなると言う事です。

 
お勧めハサミの材質

コバルト・超合金

 
中間の硬さの材質にお勧めです。
 
 
 

油研ぎ

 
 
 
水研ぎや水石鹸よりも、遥かに滑りが良く出てきます。
 
遥かに細かく研げる事になります。

 
お勧めのハサミの材質

ステンレス・全鋼(ぜんこう)・着鋼(チャッコウ)

 
柔らかい材質にお勧めです。
 

 
皆さんこれでハサミを研げますね。
それでは失礼いたします・・・
 
 

えっ!!

 
 

ハサミはハサミでのスキハサミの研ぎ方も知りたいですと(笑)

 
それに切れ味も見たいと・・・

 
そうですよね、気になりますよね。

 
こちらをどうぞ

 
これで皆さん大丈夫ですね!(^^)!
今後とも宜しくお願い致します<m(__)m>